第1回活動助成報告会
2011年9月28日(水)に『第1回活動助成報告会』を開催いたしました。この報告会は、当財団が2009年度から行っている公募による助成事業のうち、昨年度に実施された活動内容について助成先から報告いただくもので、当日は約70名の参加者を前に様々な取り組み内容が報告されました。
開会に先立ち、中村常務理事より「これから報告いただく各団体の活動内容は様々であるが、そのどれもが『安全で安心できる社会』の実現に寄与する活動である。この報告会の内容が、本日お越しいただいた方々が取り組まれている活動や研究の一助となることを期待している。」とのあいさつが述べられ、9団体それぞれの発表者がスライド等を用いて自ら取り組んだ活動について熱心に報告されました。
助成先のひとつであり、地域住民を対象とした防災講座の実施と防災活動拠点の設置に取り組んだ『あすかコミュニティ』からは、「助成金により設置できた防災センターの役割が認識され、地域住民の方々から防災に関する相談が寄せられるようになった。今後はセンターを拠点として、中学校等における防災学習のコーディネートなど、地域と連携を図り活動を発展させていきたい。」との報告がありました。
報告会の最後には、白取事業審査評価委員会委員長から「東日本大震災や先般の台風による水害を見ると、自然災害の前では人間の力の無力さを感じた。しかし、一方で減災や復旧・復興といった場面では、日ごろの地道な活動の積み重ねが大事であることも実感させられた。本日報告のあった活動は、地域において一歩一歩着実に取り組まれている大切なものばかりであり、『安全で安心できる社会』の実現に向け、これからも末永く取り組まれていくことを願っている。そして、今回の報告会、さらには今後も行われていく当財団の公募助成事業が、助成先同士の連携や助成活動の活性化に寄与することができれば幸いである。」との激励の言葉がかけられました。
報告会終了後の交流会では、報告会の参加者同士や当財団の役員との積極的な意見交換や情報交換が行われました。報告を行った助成団体を代表して大阪ライフサポート協会理事長の西本泰久氏からは、「今回の報告会と交流会をきっかけとして、これまで接触がなかった団体が、お互いの活動内容を知ることができた。JR西日本あんしん社会財団を媒介として繋がりを持った団体同士として連携を図り、活動をより発展させましょう。」との抱負が述べられました。
当日の様子
報告会の様子
助成先からの活動報告
白取委員長からの激励
交流会での佐々木理事長からの挨拶
助成先と財団役員との交流
参加者同士の交流