2010年度 こころのセミナー実施概要2010年度 こころのセミナー実施概要

2011年1月23日(日)に「こころのセミナー ~『いのち』を考える。支え助け合う社会をつくる。~」を開催し、約300名の方々にご参加をいただきました。
講演者と参加者との思いがつながり、会場では講演を聞かれる中で涙を流される方も多く、「いのち」と「こころ」のつながりが強く感じられるセミナーとなりました。

まず、佐々木理事長から今回が初めてとなる本セミナーの開催趣旨などの話がありました。
その後、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんより「『いのち』を考える。支え助け合う社会をつくる」とのテーマでご講演いただきました。 息子をイスラエル兵に殺された。にもかかわらず、イスラエルの病気の子どもを救うために息子の臓器を提供した父親との出会いといった実体験をとおして、「人は『こころ』があるから生きていて、辛いと感じることもある。 しかし、『こころ』があるから反省するし、どこかで人に共感、共鳴することができ、立ち直ることができる。『こころ』が大事である。自分達の『こころ』を磨くことで、温かくて優しい社会を築くことができる。」と、力強く心に響くメッセージをいただきました。

次に、あしなが育英会あしながレインボーハウスチーフディレクターの八木俊介さんより「親を亡くした子どもたちに寄り添って」とのテーマでご講演いただきました。 あしなが育英会における遺児となった子どもへの支援、とりわけこころのケアに関する活動の紹介をいただくとともに、「あしなが育英会では、今後とも『自助』と『連帯』を念頭に、『あなたは一人じゃない』ということを子どもたちに伝える活動を行っていきたい。」との決意を、ご自身の経験を基にお伝えいただきました。

(※)詳細については広報誌 VOL.3に掲載しています。

【参加者から頂いた主なお声】

  • ○現在の社会に大事なこと、命と心のつながりの大切さを強く考える機会となった。
  • ○二人の講師の方それぞれが、ご自身の経験から真摯に話してくださって大変感動した。
  • ○ずっと涙が出て止まらなかった。
  • ○人間の存在に対する尊厳が失われつつある毎日、今の時代に、お二人の講師が実体験を基にお話くださったことは、とてもよかった。
  • ○いのちのお話にとても癒され、元気づけられ涙が溢れた。前向きの生きていこうと思った。
  • ○鎌田先生のお話をきっかけに、しばらく忘れていた人間の温かさ、優しさ、助け合いなどについて考えさせられた。
  • ○『こころがあるから』この言葉に出会えたことに感謝!これをきっかけに私は変われると信じ、変わりたいと思った。
  • ○自分も親を亡くし、命と向き合う事が多くあったので、八木様のお話を聞いて共感する部分が沢山あった。
  • ○八木様のお話しを聞いて、今、自分が幸せだと感じた。何かを始めねば!と思った。
  • ○あしなが育英会の話しを聞けてよかった。何かお手伝いができればと思った。

当日の様子

鎌田實さんのご講演の様子
鎌田實さんのご講演の様子

八木俊介さんのご講演の様子
八木俊介さんのご講演の様子

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