2011年度 安全セミナー実施概要
2011年12月21日(木)、尼崎市内で「安全セミナー~災害と危機管理」を開催し、行政機関や公益事業者などの安全担当者をはじめ市民の方々など、約500名のご参加をいただきました。
はじめに、当財団の佐々木理事長から開催趣旨を述べた後、京都大学防災研究所巨大災害研究センターの岡田憲夫教授より、「防災に関しては、地域コミュニティと行政、企業、NGO等が連携して取り組む参加型災害リスクマネジメントが不可欠なアプローチであり、災害や致命的な事故に遭うリスクを減らすためには総合的な視点から考えることが重要である」との提言がありました。
また、一般社団法人日本ガス協会の池島賢治常務理事からは、「ガス事故による死亡事故をゼロという最終目標までやりきるのが安全への取り組みである。東日本大震災の教訓やこれからの日本の課題を踏まえると、次世代のエネルギーは「安全性の確保」の視点を持たなければならない」との提言がありました。
参加者からは、「自分と違う業界における安全の取り組みを知ることができて大変有意義であった」などの感想をいただき、盛況のうちに閉会しました。
当日の様子
岡田様のご講演
池島様のご講演
当日の様子