連続講座「『いのち』を考える」実施概要
2012年度から新たに関西国際大学尼崎キャンパスで10週連続にわたる「連続講座『いのち』を考える」を開催しました。
死や悲嘆、グリーフケアはもとより、多様な観点から「いのち」に焦点を当て、参加者の皆さんと共に考えることを目的に、医療や福祉をはじめ、さまざまな分野で活躍されている方々にご講演いただきました。
参加された方から「自分の世界が広がる素晴らしい体験でした」「生きることの尊さを改めて感じた」などの感想をいただいた第1回、第2回の講座の様子をご紹介します。
【第1回連続講座】
●講座を受講して
死にざまこそ人生~「ありがとう」と言って逝くための10のヒント
(2012年5月9日 柏木哲夫先生)
「人は生きてきたように死んでいく。『生』の延長線上に『死』があるのではなく、日々『死』を背負って生きている」・・・柏木先生はホスピスの現場で約2,500名の患者を看取られた経験を通し、そう実感されたとのことです。仕事優先で家族を省みず生きてきた男性患者が、二人の娘が一切見舞いに来ないことで…(続きを読む)
※第1回連続講座の講師一覧はこちらです。
【第2回連続講座~生きることの意味をさがす~】
●講座を受講して
「物語を生きる人間」とケアの意味
(2012年10月3日 柳田邦男先生)
講演の中で柳田先生は、「人はなぜ、自分の思いを表現しようとするのか。それは、大きな喪失や何か大きな壁にぶつかった時にどうやって『生き直すか』と関わる。」と話されました。人が「書く」理由は、「人は『うつ』の時でも、なんとか生きようとしている。生きる道が…(続きを読む)
※第2回連続講座の講師一覧はこちらです。
当日の様子
会場の様子
講演される柏木先生
講演される柳田先生