連続講座「『いのち』を考える」実施概要
2013年度に引き続き、関西国際大学尼崎キャンパスで年2回(春季・冬季)10週連続にわたる「連続講座『いのち』を考える」を開催しました。 死や悲嘆、グリーフケアはもとより、多様な観点から「いのち」に焦点を当て、参加者の皆さんと共に考えることを目的に、さまざまな分野で活躍されている方々にご講演いただきました。 参加された方から「死についての様々な方向からの見方があるのが理解でき、自分の死生観を考えるきっかけになりました。」「今回の『いのち』を考える、私には何故かひきつけられるものがある。機会があればその方々に寄り添って何かをして差し上げたいと思っている。」などの感想をいただいた第3回、第4回の講座の様子をご紹介します。
【第3回連続講座~生きることの苦悩と喜び~】
※第3回連続講座の講師一覧はこちらです。
【第4回連続講座~生きることの苦悩と喜び~】
●講座を受講して
日雇い労働者のいのちと出会って
(2013年11月8日 入佐 明美 先生)
大阪市西成区の「あいりん地区」のことは、これまでも日雇い労働者に関するニュースやドキュメント番組などで知っていましたが、大阪に10年以上も暮らしていながら、「釜ヶ崎」という地名は今回初めて知りました。そこで、入佐先生の講演を前に、先生の著書『地下足袋の詩』を読むことにしました。
そこには、単に釜ヶ崎地区の日雇い労働者の苛酷な実情だけではなく、彼らと入佐先生の心の交流やそこで日々、入佐先生が何を思い、何を考え、ボランティア・ケースワーカーとして活動されているかが書かれていました。読後、先生がどのような講演をされるのか、大いに興味がわきました。...(続きを読む)
※第4回連続講座の講師一覧はこちらです。
当日の様子
会場の様子
講演される入佐先生