2015年度 いのちのセミナー実施概要
当財団設立以来、悲嘆やグリーフケアに関わる事業に取り組んでおりますが、このたび、自らを見つめ考える機会を広く提供したいとの思いから、2015年11月23日(月・祝)大阪市内で「いのちのセミナー」を開催しました。
上智大学 名誉教授 アルフォンス・デーケン先生をお迎えし、「いのち輝かせて ~よく生き よく笑い よき死と出会う~」のテーマでご講演をいただきました。
上智大学で30年間「死の哲学」をテーマに教鞭をとられていたデーケン先生。その当時の日本では、「死」というもがタブー視され、「死」の講座を提供した時、周囲から「やめた方が・・・。学生は誰も受講しない。」と反対されたそうです。先生は、周りに反対される中「We can」と言って開催され、多くの学生が毎年学ぶこととなりました。先生は、「幸せとは何か」「人生における喪失体験と人格成長」という2つのキーワードを中心にご自身の経験を交えてユーモラスにお話くださいました。参加者のみなさんの笑顔が印象的でした。
当日の様子
アルフォンス・デーケン先生
会場の様子