2016年度救急フェア実施概要

当財団とJR西日本の共催で、京阪神の主要駅等をご利用される方々に、救急現場に居合わせた時の救命処置の重要性を普及啓発するため、｢救急フェア～身につけよう救命処置～｣を開催しました。消防やNPOなど地域で活動する方々、応急手当普及員の資格を持つJR西日本社員の指導のもと、多くの方々にAEDの取扱いや心肺蘇生法を体験していただきました。また、JR西日本のキャラクター着ぐるみ（イコちゃん）やこども制服の試着コーナーにも、お子様連れに多数参加していただきました。
今年度は「救急フェスタin大阪～第４回いのちのリレー大会～」を大阪駅で初めて開催しました。過去最多の２０チーム６０名の皆さんが出場していただきました。出場者のみなさんの熱心な競技に、会場も熱気に包まれていました。明石では商業施設の中や、森ノ宮では車両所公開に合わせてAED提供事業先団体と協力するなど、新しい試みを実施しました。
また、「救９の日　駅で体験AED」も阪和線・鳳駅で初めて開催するなど、より地域に密着した親しみやすいJRの各駅で開催しました。

【実施概要】

○参加者数：のべ約4,600名（救急フェア・駅で体験AED・新幹線非常ボタンCPを含む）

○心肺蘇生・AED体験者数：約2,000名（救急フェア・駅で体験AED・新幹線非常ボタンCPを含む）

・救急コーナー体験者の約6割の方が初めて一次救命処置を経験されました。

○体験された方からいただいたお声

・駅前で気軽に参加できるようにしていただいているので良かった。こういう場をもっと増やして欲しい。
・毎年、開催していただき感謝します。
・もっと、あちら・こちらの複数の駅で開催して欲しい。
・心肺蘇生やＡＥＤの使い方を知りたいと思っていたので大変、ありがたいです。ＡＥＤの機能について間違った知識があり、ＪＲ西日本の社員の方に正しい使用方法を教えていただきました。

○救急フェア　実施箇所(JR12駅)及びご協力いただいた関係機関

5/21 奈良駅	奈良市、奈良市消防本部、奈良市消防団
5/28 高槻駅	高槻市消防本部、京都橘大学救急救命研究会、アクトアモーレ管理組合、アクトアモーレ店舗会
6/11 和歌山駅	和歌山市、和歌山市市消防局
6/18 岡山駅	岡山市消防局、岡山西消防署
7/2 尼崎駅	尼崎市消防局、尼崎市東消防署、株式会社ジェイアール西日本総合ビルサービス
9/4 アスピア明石	明石市消防本部、兵庫県立大学看護学部ライフサポート部、明石ケーブルテレビ
9/10 宝塚駅	宝塚市消防本部、宝塚市西消防署、株式会社ジェイアール西日本総合ビルサービス
9/24 吹田駅	吹田市、吹田市消防本部、吹田南消防署、吹田さんくす名店会商業共同組合、京都橘大学救急救命研究会
10/15 草津駅	湖南広域消防局西消防署
10/29 天王寺駅	大阪市天王寺消防署、天王寺ＳＣ開発株式会社（天王寺ミオ）
11/3 大阪駅	大阪駅「救急フェスタin大阪～第４回いのちのリレー大会～」大阪市、大阪市消防本部、大阪市北消防署、大阪府教育員会、大阪市教育員会大阪ライフサポート協会、日本AED財団、京都橘大学救急救命研究会
12/18 森ノ宮駅	吹田総合車両所・森ノ宮支所　区所公開森ノ宮医療専門学校