2023年度
小・中学生『いのち』の作文コンクール
将来を担う子どもたちに、作文を書くことを通じて「いのち」の大切さを考えていただくとともに、優秀な作品を広く周知し、「いのち」を大切にする安全で安心できる社会づくりにつなげることを目的として、近畿2府4県の小・中学生を対象に開催している「いのち」の作文コンクール。5回目となる今回は前年度を上回る5,244名の方からご応募いただきました。今回は、大切な人やペットなどのいのちに関する作品が多い一方、これまでに比べ、小学生高学年も含めてSNSでの誹謗中傷や、学校での人間関係に関わる生きづらさなどに触れた作品も多くみられました。
選考の結果、「いのちの作文大賞」4名、「優秀賞・選考委員特別賞」6名、「優秀賞」20名、「入選」70名が決定しました。
表彰式の様子
2023年12月17日(日)、毎日新聞オーバルホールにて開催しました。
当日は、「いのちの作文大賞」、「優秀賞・選考委員特別賞」、「優秀賞」の受賞者とそのご家族や学校関係者、約100名の皆様にご参加いただき、各賞を受賞された30名の方に、当財団来島理事長から、表彰状が授与されました。
選考委員を代表し、重松清委員から、一生懸命いのちについて考え、作文を書いてくれたことへの感謝の意が述べられ、受賞した30名一人ひとりへ心のこもったメッセージが伝えられました。続いて総評として、「今回作文を書いて終わり」ではなく、他の人の作文を読んで考えさせられることもあり、大人でも日々「いのち」の難しさや奥深さのようなものと付き合って生きているとしたうえで、作文を書いたこと自体もさることながら、いのちについて一生懸命に考え、自分の言葉を探した時間を持ったことそのものが皆さんにとっての大切な財産になること、また、自分の気持ちを表現できる喜びを大切なスタートラインにしてこれからも頑張って生きていってほしいことが述べられました。
また、式中、教育実践研究家の菊池省三選考委員、作家の津村記久子選考委員からも、それぞれの立場から参加した受賞者に対して、労いと今後へのエールの言葉が贈られました。
- ※受賞作品は、こちらをご覧ください。
- 受賞作品はこちら
選考委員
菊池 省三 氏(教育実践研究家)
重松 清 氏(作家)
津村 記久子 氏(作家)
当日の様子
《いのちの作文大賞受賞者》記念写真
《優秀賞・選考委員特別賞受賞者》記念写真
《優秀賞受賞者》記念写真
重松 清選考委員による講評
作品集